令和6年11月22日、「第17回 音楽のひととき」を開催しました。
今回は特別出演としてピアニストの寺薗 玲子先生にお越しいただき、ソプラノ歌手のゴウ 洋子様とご一緒に
「ピアノと歌とお話と・・寺薗 玲子先生をお迎えして(特別出演)」
と題し、おふたりにご出演いただきました。
ピアニスト 寺薗玲子先生
寺薗 玲子先生は鹿児島大学教育学部音楽科、ウィーン国立音楽大学ピアノ伴奏科をご卒業、現在は鹿児島女子短期大学名誉教授をされています。
日本大使館主催音楽会(ウィーンムズィークフェライン)、片野坂英子ソプラノリサイタル伴奏(東京文化会館)、ウィーン世界青少年音楽祭(女声合唱団プルニエールブランシュピアノ伴奏)や鹿児島交響楽団との協演、ピアノリサイタル、歌曲伴奏や室内楽など国内外で活動されており、またクラシックだけでなく岡田哲也氏作詞、自身の作曲・歌によるシングルCD「荒れた空をわたるたび」を発表されるなど、幅広い分野においても精力的に活動されています。
今回はクラシックの名曲をはじめ、オリジナルソング、童謡と幅広いジャンルの楽曲を披露してくださいました。
ソプラノ歌手 ゴウ洋子様
【演目】
エリーゼのために
乙女の祈り
トルコ行進曲
荒れた空をわたるたび (作詞 岡田 哲也 作曲 寺薗 玲子)
ノクターン嬰ハ短調 遺作 (ショパン作曲)
わたしの愛しいお父様 (プッチーニ作曲)
学生時代・赤とんぼ・ふるさと (皆様とご一緒に)
左から
ゴウ洋子様(ソプラノ)と寺薗玲子先生(ピアノ)
ピアノはしなやかで流れるような音色もあれば、踏みしめるような力強い音色もあり、楽曲の情景が鮮明に思い浮かぶようでした。
歌唱はピアノと一体化し、施設の中ではなく、まるでホールの中で聴いているような錯覚を覚えるほど、スケールの大きな歌声でした。
時折クラシックの名曲にまつわるお話を交えつつの演奏会で、入居者様のどんどん引き込まれていくご様子が印象的でした。
ある入居者様からは「本来であれば大ホールで聴くような演奏や歌を、目と鼻の先の距離で堪能させてもらったことに感謝します。とても幸せでした」とのお言葉をいただきました。
皆様と贅沢なひとときを過ごせたことに、寺薗玲子先生ならびにゴウ洋子様へ心より感謝いたします。
ボルベール石燈籠